寿歌(ほぎうた)

みんなが楽しめる環境づくりをめざして

スタッフレポート 2018.12.14(金)

みなさん、こんにちは。

愛知県芸術劇場制作アシスタントの伊藤です。

 

愛知公演のチラシにこのマークが書かれていますが、お気づきになりましたか?

今回チラシにこの「耳マーク」が書かれていたのは、“聴覚障害の方を対象にポータブル字幕対応を行います”というお知らせのためです。

では“ポータブル字幕対応”とは、いったい何でしょう?

ポータブル字幕とは、観劇する人の手元にある専用機器、タブレットやスマートフォンに、登場人物の台詞や舞台音の説明などの字幕を舞台の進行に合わせて表示することです。

今回の公演では、特定非営利活動法人名古屋難聴者・中途失聴者支援協会のみなさんにご協力いただいて、3月24日の14時の回に実施することになりました。

ポータブル字幕専用の機器もあるそうですが、今回は専用アプリを利用者ご自身のタブレットやスマートフォンにダウンロードしていただいて、観劇してもらいます。

本番では、客席後方にスタンバイしたオペレーターの方が、舞台の進行に合わせて操作します。

表示される字幕は、こんな感じです↓

役者の台詞や舞台音に加えて、

「もうすぐ暗転します。画面を閉じてください」

という案内もあります。

字幕を送るタイミングや、作品の世界観を感じていただくため、ご協力いただいた方には何度もリハーサルに足を運んでいただき調整していただきました。(本当にありがとうございます!)

 

さて、最初に出てきた「耳マーク」。

なぜ、このマークができたのかというと、聴覚障害の特徴に関係があります。

聴覚障害は見た目では分かりにくいために、様々な場面で誤解をされたり、不利益を被ったり、危険にさらされたりします。「耳が不自由です!」ということを周りに知ってもらえば、そうした場面にさらされることも少なくなるのでは、と考案されたそうです。

まだまだ取り組み始めたばかりで、うまくできるかとっても不安ですが、“いろんな人に演劇を楽しんでもらいたい!”という想いを胸にみんなで頑張ります!