寿歌: レクリエーションのための大規模なコラボレーション

愛知芸術劇場と静岡県舞台芸術センター(SPAC)が初めてタッグを組み、愛知を代表する作品を舞台化。愛知で長年活躍する北村想氏の代表作を、SPACアートディレクターの宮城聰氏が演出し、全国ツアーを行います。
寿歌は北村氏の作品の中でものんびりコメディの名作として知られ、原爆戦争真っ只中の無人島を舞台にしており、旅芸人のゲサクとキョウコの前に謎の男・ヤスオが現れる。
劇中では、戦争で荒廃した土地の真ん中で、ロケットがあちこちに飛んでいても、三人は関西弁で哲学的な議論を続け、手品を披露し、美しい歌と踊りでお互いを楽しませていく。
岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・北村想氏が1979年に書き下ろした寿歌は、1980年代に日本の演劇界を牽引した「小劇場」運動の道を開いたと、多くの批評家や学者から評価されています。
SPACの芸術総監督である宮城聡氏が、この作品に初挑戦し、独特の言葉遣いで表現しています。
国際的に有名なアーティストであり、セットデザイナーでもあるカミイケタクヤ氏は、静岡市の丘の上に位置するSPACの野外劇場「有度」を、終末的な荒廃のシーンに変身させました。
昨年春、静岡県舞台芸術公園の野外劇場「有度」の客席を完売させた名作が、SPACにカムバック! さすらいの3人は、旅の最後に何を見るのでしょうか?
静岡県舞台芸術センター
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は、1995年に静岡県によって設立されました。SPACは、民間の舞台芸術家を擁する全国初の自由に設立された社会団体であり、芸術を目的とした劇場会場や事務所を管理する専門的かつ権威あるスタッフを擁しています。
同センターは舞台表現の創造拠点として、国内外の専門家との創作・紹介・教育・コラボレーションなどのプログラムを制作しています。
2007年4月、宮城聡が芸術総監督に就任し、その指揮のもと、新たなステージをスタートさせました。
SPACは様々な作品の創作、「ふじのくに せかい演劇祭」の開催、学生の劇場招聘、演劇人材の育成、海外ツアー、アウトリーチプログラムの充実など、様々な活動に力を入れています。
愛知県芸術劇場
愛知県芸術劇場は、今後の様々な芸術文化活動を推進するための一大拠点として、愛知県が建設した総合文化施設です。
同センターは愛知県美術館の中にあります。平成4年10月30日に栄地区に「愛知県芸術劇場」、平成3年4月に名城地区に「愛知県文化情報センター(アートスペース、アートライブラリー、アートプラザ)」がそれぞれ開館しました。